AVの誕生

1980年代になると、ビデオデッキの普及とともに、アダルトビデオが誕生しました。
かつてはエッチなシーンは映画館でしか拝むことが出来なかったので、アダルトビデオの存在はさぞ画期的であったことでしょう。

アダルトビデオの黎明期は、ホテルに添えつけられているテレビの有料番組としても多く取り入れられ、密かに人気を呼んでいました。
自宅でも鑑賞できるようになったとはいえ、当時のビデオデッキは非常に高価なもので、そう何台も買える物ではありませんでした。
そのためビデオデッキが一家に一台の状況では、こころおきなく鑑賞できる場所というのは貴重でした。
同時にビデオソフトのレンタル店が増加したことで、ソフトを購入するのではなく、安い料金でレンタルできるようになったことも、アダルトビデオが浸透する理由の一つとして考えられます。
多くのビデオレンタル店に、アダルトビデオの独立したコーナーがもうけられました。
アダルトビデオのジャンルでカテゴライズされる作品の多くは、芸術性を追求する物ではありません。
いかに「ヌケるか」というポイントに全身全霊が注がれます。
一般の映画のようにきちんとしたシナリオは、皆無といってもいいでしょう。
撮影日数も3日ほど、制作日数にしてわずか1週間足らずといったところでしょうか。
したがって制作にかかる費用も安上がりですみます。
これをビジネスチャンスとして捉えたビデオ制作会社は、次々とAVの業界に参入します。
こうした背景から、心作品をリリースしてもすぐに飽きられ、次々と新作が制作されました。
こうした理由からAVは消耗品ともいえるでしょう。